サルトリイバラ(猿捕茨)の花

細い茎が節々で曲がり、鋭いとげを持つサルトリイバラ。花を知る人は案外少ないが、葉が開く前に黄緑色の花が玉のように固まって咲く。秋の実とは反対に優しそうな感じがいい。サルもとげにひっかかる、からの名で「山帰来(さんきらい)」と呼ぶのは誤用らしい。山帰来は台湾などに生える熱帯植物で、日本には自生しない。花言葉は「元気」「不屈の精神」

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ショカッサイ(諸葛菜)

春の風を楽しむかのように薄紫色の十字花が踊っている。江戸時代に中国から渡来。かつて諸葛孔明が広めたとの伝説からこの中国名が知られるが、和名はオオハラセイトウだとか。和名はオオハラセイトウだとか。草丈20〜50cm。空き地などでも見られ、食用にもなる。ハナダイコン、ムラサキハナナの別名も。花言葉は「聡明」

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トサミズキ(土佐水木)

3月になると、稲穂のように垂れて咲く淡い黄緑色の花が目につく。土佐など四国に自生し、枝を切ると樹液が水のように吹き出るのでこの名がついたという。2mほどの落葉樹で花穂は約5cm。独特な花の魅力からか、山陰でも庭木や花材として人気が高い。花言葉は「清楚」「誠実」

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ヒュウガミズキ(日向水木)

かわいらしい薄黄色の花で早春の庭や公園を彩ってくれるヒュウガミズキ。同じ仲間で、小花を房状につける土佐水木(とさみずき)に比べて花も葉も枝も小さい。品のある花は茶花としても好まれる。日本特産種らしい。丹後(京都)で発見したとされるが、なぜ日向の名がついたかは不明だ。(20160228りびえーる掲載)

 

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ミスミソウ(三角草)

早春、残雪の中から花を咲かせるところから雪割草(ゆきわりそう)の名前でも知られる。西日本の山林に自生し高さは10cmほど。太平洋側では白花が多く、日本海側では赤、紫、しぼり咲きなど色も多彩という。葉に3つのとがった角があるのでこの名前に。葉の丸いのは州浜草(すはまそう)。花言葉は「信頼」「優雅」

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カレフヨウ(枯芙蓉)

初秋にピンク色のゆったりした花をつけ、美人のたとえに使われるフヨウ。冬は一転してさびさびとした風情の丸い実で楽しませてくれる。上向きで5つに割れ、中から白い毛に包まれた小さな種子がのぞく。生花ではこれを花材によく使うという。花言葉は「繊細な美しさ」「富貴」

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ビワ(枇杷)

ふかふかの防寒服を着込んだようなビワの花が盛りだ。果樹では珍しく花の季節が真冬。実の形が楽器の琵琶(びわ)に似ていることからビワと呼ばれたという。ひっそりと咲く白い花は香りも良く魅力がある。江戸時代に長崎で中国人からもらった種で広まった。花言葉は「ひそかな告白」「静かな思い」

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キンカン(金柑)

小ぶりな枝に金色に輝く小さな果実。香気が高く、おせち料理などには欠かせないが、皮を生(なま)で食べても甘くてうまい。中国原産で日本に入ったのは江戸時代。中国の商船が遠州灘で遭難、漂着した際に救助したお礼にもらった実から育てたのが広まったという。花言葉は「思い出」「感謝

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シクラメン

原産地は地中海沿岸だそうだが、いまでは日本でも冬の鉢花を代表する花に。かつて「シクラメンのかおり」の歌も大ヒット。ハート形の葉を見つめるようにして咲くピンクや赤い花は、まるでほおを染めてはにかむ少女のようだ。和名は「かがり火草」。花言葉は「内気なはにかみ」「理解」

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ハナミズキ(花水木)

珍しい形の実だ。ドングリが寄り添ったようで色は真赤。紅葉が散ったあと、枝先に花が咲いたように華やかだ。花や実のほか紅葉や樹形もきれいで、街路や公園などによく植えられる。明治末期に東京から米国にサクラの木を贈ったお礼に届いたという。別名アメリカヤマボウシ。花言葉は「私の想いを受けて」「返礼」

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ウキツリボク(浮釣木)

赤い上着に黄色のスカート。一度見たら忘れられない面白い花だ。ホオズキのような赤いところががく(萼)で黄色が花びら。その姿が釣りに使うウキが浮いているようだ、として名づけられた。高さは1mほど。熱帯性植物だそうだが、寒さに意外と強く、花期も春から年末ごろまでと長い。花言葉は「尊敬」

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ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)

夏になると、しおらしいピンクの花があちこちで目につく。南米原産で江戸時代の末期、観賞用に持ち込まれ、栽培していたのが野生化したそうだ。花は夜は閉じて下を向くが、朝になると上を向き、昼前から日中だけ開く。鱗形(りんけい)と呼ばれる小指ほどの根で急激に繁殖するため、畑などに植えると駆除するのが厄介(やっかい)だ。

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ジョウロウホトトギス(上臈杜鵑草)

いまでは死後となっているが、上臈とは上流人や貴婦人をいうのだそうだ。下向きに咲く上品な花の美しさを貴婦人にたとえて名前がついたという。がけや岩の割れ目から垂れ下がり、60㎝ほどの茎の先に数個の花をつける。黄色の花は全開しないが、内側には紅色のきれいな模様がある。花言葉は「永遠にあなたのもの」

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トリカブト(鳥兜)

何年前だったか、悲しい事件が起きたことから一躍有名になった。花の形が舞楽で使う冠に似ているとして名がついたらしいが、トリカブトという種類はなく、30種はあるという仲間の総称だという。茎の先に青紫色の花が集まって咲く姿は強烈な印象だ。根に猛毒があり、鎮痛剤などになる。

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アケボノソウ(曙草)

おしゃれな花だ。白い星形で、花びらには緑の斑点2つと紫の細い点がちりばめてある。その模様を夜明けの星空に見立て名づけられたらしいが、これもまたいい。山地の水辺や湿地に生えるリンドウ科の2年草。高さは60cm前後が多い。花が小さく、近くで見ないと模様の美しさに気づかない。

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ヤブツルアズキ(薮蔓小豆)

日差しが柔らかくなるのを待っていたかのように、草むらでヤブツルアズキの黄色い花が目立ち始めた。踊るようにねじれた花と濃い緑の葉がよく合う。畑で栽培するアズキの原種といわれる1年草。ノアズキに似ているが、ヤブツルは実が棒状に垂れ下がるのと、葉の先端がとがることで見分けられる。

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ナンバンギセル(南蛮煙管)

20cmほどの細い茎に、横向きに咲く薄紫色の花。これをマドロスパイプにたとえて名前がついたらしい。ススキ、ミョウガなどに寄生する1年草で、舟の形をしたがくから花をのぞかせる姿はどことなく風変わりだ。古くは「思い草(ルビ・ぐさ)」と呼ばれ、万葉集にも詠まれた。花言葉は「物思い」

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ルリヤナギ(瑠璃柳)

暑い夏を彩る花木といえばサルスベリ、キョウチクトウなどが知られるが、ルリヤナギも忘れないでほしい。ブラジルなどが原産地で江戸時代に渡来した常緑樹。ヤナギのような細長い葉のわきから、ナスの花に似たかわいい薄紫色の花がこぼれんばかりに咲く。花の色と葉の形からつけられた名前とか。

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レンゲショウマ(蓮華升麻)

釣りざおのような柄の先で下向きに咲く花はまるでシャンデリア。ろう細工を思わせる薄紫色の花は、気品があって人気ものだ。直径4㎝ほどの花の形がハスに、葉がサラシナショウマに似ているとして名前がついたとか。日本特産で湿気のある林などに自生し、高さは約70cm。花言葉は「伝統美」

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ユウスゲ(夕菅)

名前が示すとおり夕方4時ごろから咲き始め、夜中に満開に。初めて見た時、凛(りん)とした姿と涼しげな色の美しさに感動した。高原に生え、高さは1mほど。香りもよく、風に揺れる様子は風情があるが、夜明けとともにしぼむのが惜しい。「麗しき姿」の花言葉もぴったりだ。

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カキラン(柿蘭)

花の色が柿の果実にそっくりだとして名前がついたという。渋いオレンジ色の小さな花だが、木陰などで出会うと何となくほのぼのとした気分にしてくれる。日当たりのよい野山の湿地に生え、高さは50cmほど。夏、10個ばかりの花が横向きに咲く。つぼみの形を鈴に見たてて「スズラン」の別名もあるそうだ。

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ムラサキカタバミ(紫傍食)

夏になると、しおらしいピンクの花があちこちで目につく。南米原産で江戸時代の末期、観賞用に持ち込まれ、栽培していたのが野生化したそうだ。花は夜は閉じて下を向くが、朝になると上を向き、昼前から日中だけ開く。鱗形(りんけい)と呼ばれる小指ほどの根で急激に繁殖するため、畑などに植えると駆除するのが厄介(やっかい)だ。

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ヤマボウシ(山法師)

色とりどりの新緑に染まった林の中で、目の覚めるような白い衣装をつけたヤマボウシがまぶしい。近寄ってみると、白い4枚の包葉を花びらのように広げ、その芯(しん)に緑色の丸い花がある。実が熟すと桑の実に似て食べられるので山桑(やまぐわ)とも呼ぶ。近年、庭に植える人も多い。花言葉は「友情」

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エビネ(海老根)

新しい葉に包まれて伸びた茎に、鳥が羽ばたいたような形の花が咲く。七夕(たなばた)飾りのようににぎやかだ。花の色や形が多彩で人気が高く、品評会なども盛ん。名前は根が連なっている姿がエビに似ているとしてついたらしい。雑木林などに自生。化偸草(えびね)とも書く。花言葉は「謙虚な恋」「誠実」

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ホタルカズラ(蛍蔓)

春の花なのになんでホタル?と不思議だったが、花の色の鮮やかさや、点々と咲く姿をホタルの光にたとえたのだそうだ。日当たりのよい野山に生える多年草で、つるになって地面をはう。15cmほどの花茎を立て、先端につける青紫の蛍光色の花がひときわ目をひく。花びらに白いすじが浮くのも特徴だ。

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サクラソウ(桜草)

桜の花が終わるころ、代わって少女のようなサクラソウが咲き出す。白い毛に覆われた葉の中から15cmほどの茎を出し、ピンクの花が花笠のように咲く。湿気のある野原に生え、花が桜に似ているのでこの名前に。江戸時代に武士の間で栽培が流行し、300種にもなったとか。花言葉は「青春」

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バイモ(貝母)

早春に花を見せてくれるバイモはなかなかおしゃれだ。先端をくるりと巻いた葉、内側に網目もようがある黄緑色の釣鐘花。約300年前、球根がせき止めなどに効くとして薬用に中国から入ったが、色や姿の洗練された風情が受け、庭植えや茶花として広まった。「網笠百合」の呼び名も。

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アマナ(甘菜)

“春が来た 春が来た…”と口ずさみながら川辺を歩いていたら、花をつけたアマナの群れに出会った。だらりと広げた2本の細長い葉、その中央から伸びた10cmほどの茎の先には白地に紫の筋がある鐘形の花。けなげな姿に思わず見とれてしまった。食用にもなる球根が甘いことからの名前。日当たりのよい土手などに生え、葉が白っぽい。

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クリスマスローズ

明治の初めごろ冬の花として渡来。丈夫で花期が長いこともあって広く普及した。地中海沿岸などに自生。雪の中でうつむきかげんに咲く清楚(そ)な花をヨーロッパでは「クリスマスのバラ」と呼んで大切にしているという。原種の白い花はクリスマスごろから咲き出すが、品種改良で花の色、春咲き種ともふえた。花言葉は「大切な人」「追憶」

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ヤシャブシ(夜叉五倍子)

木や草の名前の由来から、先人の感性の豊かさに驚かされることが多い。黒くてでこぼこの実を夜叉(やしゃ)の姿に見立て、実が古くは黒の染料とされたため、おはぐろなどに使われた五倍子(ぶし)に重ねたものらしい。山地に広く自生し、荒れ地にも強いため砂防用にも植えられる。早春に黄緑色の花穂がたれ下がる。実は手芸用にも人気だ。

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カンアオイ(寒葵)

寒い冬に花をつける数少ない野草のカンアオイ。シクラメンに似た葉の下で、黒紫色の小さな花が隠れるようにして咲いている。雑木林などに自生し、落葉に埋もれていることが多い。繁殖が極めて遅く、葉の模様や花の形も千差万別だ。名前は寒さが厳しくても青々としているから。花言葉は「秘めた恋」

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ソヨゴ(冬青)

何とも印象的な名前だ。波打つような葉が風にそよいで音を立てることからついたという。山地でよく見るモチノキ科の常緑樹。冬の間、葉の間から踊るように顔を出す赤い小さな実がかわいい。初夏に咲く白い筒形の花も目立たないが清楚。葉を火であぶると膨(ふく)れてはじけるので「フクラシバ」の別名がある。

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ネズミモチ(鼠黐)

小雪が舞い始めるころ、つやつやした厚い葉の先に黒紫色に熟れた実が揺れる。ネズミの糞にそっくりの実は野鳥の好物。昔は強壮剤にされたとか。葉が年中よく茂り、刈り込みに強いので生垣や街路樹などに使われる。初夏に白い小花が群がって咲く姿もさわやかだ。「女貞(ねずみもち)」と表すのは中国産で実も大きいという。

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ヤブムラサキ(薮紫)

初冬の山道へ入ると、紫色の小さな実をつけたヤブムラサキに出会える。樹高は2mほど。黄色くなった葉が散ったあとの細い枝につく、つやつやした実はなんとも美しい。葉などに毛が多いのが特徴で、触るとビロードを思わせる。夏、毛に埋もれるようにして淡い紫色の小花が群がるように咲く。

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ノイバラ(野茨の実)

秋から冬にかけて赤く色づいたノイバラの丸い実がかわいい。葉が落ちた後も枝に残り、冬の枯野を点々と彩ってくれる。初夏に咲く白い花も香りがよく、きれいだが幹のとげには泣かされる。成長が早く、垣根にすることも多い。実は漢方の利尿剤や蒔いてバラの台木にも使われる。

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メガルカヤ(雌刈萱)

数年前、三瓶山の宿で何ともいえない魅力ある草花に出会った。小さな花瓶に生けられ、少し寂しげな風情が部屋の雰囲気にぴったり。後でメガルカヤと分かった。道ばたや草地などに自生し、高さは1mほど。褐色の葉のわきに白い花穂をつける。カルカヤは屋根ふき用に「刈る茅(かや)」の意味。

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アケビ(木通)

春に宝石のような花を見せていたアケビが、口を開けた大きな実をぶら下げていた。からみついた木によじ登り、実を採って食べたころを思い出す。果肉には黒い種が多くて食べにくかったが、甘くて風味があった。つるはかごなどの材料にも。花言葉は「才能」「楽しい発見」。通草とも書く。

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ダンギク(段菊)

名前はキクだが、小さな紫色の花を輪状に咲かせ、ふつうの菊とは趣が違う。花が段々につき、葉が菊に似ていることから名前がついたとか。九州北部などに自生。潮風が当たるような海辺や山ぞいに生えるため、高さ30cmほどだが、庭で育てると60cmにもなる。全体に軟毛が生え、白っぽく見える。

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シオン(紫苑)

秋の青空をバックに、野菊のような花をつけるシオンは見るからにおおらかだ。湿気のある草原に自生するが、平安時代から庭に植えて親しまれてきたといわれる日本原産の草花。背が高く、葉や茎の表面がざらつくのが特徴。花言葉は「離れた人への熱い思い」「追憶」

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シュウカイドウ(秋海棠)

ハート型の大きな葉に、うつむくように咲く淡いピンクの花。シュウカイドウはどこか色っぽい雰囲気のある花だ。茎の節々が赤いのと、左右の葉の大きさが違うのが特徴。中国南部の原産で江戸時代初めに渡来とか。草丈は50cmほどで湿気を好む。瓔珞草(ようらくそう)の呼び名も。花言葉は「親切」

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ヒヨドリバナ(鵯花)

朝夕に秋の気配を感じるころからヒヨドリバナが咲き出す。小枝の先に白い筒状の花をたくさんつける。フジバカマと間違えやすいが、違うのは茎に短毛があり、葉が3つに裂けないなど。ヒヨドリが鳴くころに咲くから名前がついた、といわれるが定かではない。いたるところに生え、高さは1m前後。花言葉は「清楚な心」「飾らない愛」

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アサガオ(朝顔)

夏には欠かせないのがアサガオだ。子どもたちは花を数えたり、観察日記に書いたり、大人は幼い思い出とダブらせて楽しむ。早朝に咲き昼にはしぼむ半日花。ネパール原産のものが奈良時代に薬用として日本に入り、江戸時代に多くの新品種がつくられたという。花言葉は「はかない恋」

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オトギリソウ(弟切草)

真夏になると、直立した茎の先の小枝に黄色い花が群がるように咲く。地味な花だが、名前の由来がおもしろい。この草からつくった薬が鷹(たか)の傷に効くことを兄が秘密にしていたが、弟が他人に漏らし、怒った兄が弟を切り殺したという鷹匠伝説からこの名がついたという。日当たりのよい野山に生え、高さは50cmほど。

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ワルナスビ(悪茄子)

花も葉も畑で栽培するナスにそっくりできれいだ。違うのは茎や葉の裏に鋭いトゲがあり、触ると思わず声が出るほど痛いことだ。そのイメージの悪さから名がついたのか。道ばたや空き地などに生え、秋ごろまで淡い紫色の花が咲く。北米原産の多年草で、昭和の初めごろに渡来したそうだ。

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ニッコウキスゲ(日光黄菅)

高原の花〟として有名。70㎝ほどの茎の先に咲く、ユリに似た濃い黄色の花はゆったりとして重みがある。日光や尾瀬は群生地として知られ、名前もそれにちなんだものらしい。2列になった線形の葉は先の方が垂れ下がり、花をより目立たせている。花は昼咲きの1日花。別名は「禅定花(ぜんていか)」。

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作品集ができました。

りびえ~る「みちくさ」に登場した作品の中から一般に親しまれている約120種を抜粋し、日貿出版社様から作品集が出版されました。

 

 

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スイセンノウ(酔仙翁)

子どものころは「ひとり娘」が名前だと思っていた。全体が白い綿毛に包まれ、明るい紅色とのバランスが美しい。恋を知った少女のようなかわいい夏の花だ。茎は直立し、先端に1個の花をつける。南ヨーロッパの原産で、綿毛が密生するところからフランネルソウの名もある。花言葉は「いつも愛して」「思慕」

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アヤメ(菖蒲)

優劣がつかない美人を形容して「いずれがアヤメかカキツバタ」とよくいう。それほどよく似ていて美しく、区別がしにくいが、花びらの模様(もよう)で見分ける方法がある。垂れ下がった3枚の花びらに黄色と紫の網目(あみめ)模様があるのがアヤメだ。白いすじがあればカキツバタ。黄色のすじがノハナショウブ。花言葉は「よき便り」「神秘な人」。

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