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コウゾリナ(剃刀名)

山野の路ばたなどいたるところに自生。高さは1mほどで、全体に剛毛があり、それをカミソリに見たてて名前がついた。花期が長く春から秋まで2cmほどの黄色い花が次々と咲く。

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カラスビシャク(烏柄杓)

畑に繁殖する”雑草”。夏に15cmほどの花茎を伸ばし、苞葉と花穂を立てる。姿が独得で不気味というより面白い。トンビのへそ、ヘビの枕、など別名も多い。これが生える時季が半夏生にあたる。

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キンリョウヘン(金稜辺)

東洋ランの一種でシンビジウムの仲間。葉より短い花茎に赤褐色の花を多数つけるが、愛好家には花より斑入りの葉が好まれる。明治時代にブームが起こり、多くの品種がつくられたとか。寒さなどに強く育てやすい。

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クロバナロウバイ(黒花蝋梅)

精巧な造花を思わせる暗褐色の花は、香りが強く香水の材料にされる。北米原産で明治時代に渡来した落葉樹で高さは1mほど。花の大きさは5cm前後、生け花用として人気がある。

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カタバミ(傍食)

畑や庭などいたるところに生え、黄色の小さな花がかわいい。ハート形の葉や茎はかむと酸味があり、スイモノグサの別名も。花後にロケット形の実がつき、実ると種子をはじき飛ばす。花言葉は「あなたとともに」

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カリン(花梨)

せき止めに効くといわれる大型の果実は香りがよく、熟するころに近づくと楽しくなる。中国原産の落葉樹で庭木として好まれる。5弁の花は、淡いピンクや白色もあり、趣があって美しい。実は果実酒にされる。

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カワツザクラ(河津桜)

寒さが残る2月初めごろから花を見せてくれる早咲きの桜だ。昭和30年、静岡県河津町で発見されたことでこの名がついた。全国的にはまだ十分に知られていないが、ソメイヨシノに比べ桃色が濃く、開花期が約1カ月と長いのが特徴。山陰では雲南市大東町の川の土手などで見られる。

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キミノセンリョウ(黄身の千両)

縁起物として万両とともに正月用には欠かせない花材のひとつ。赤い実が盛り上がってつくのが一般的だが、オレンジ色に輝く黄身のセンリョウは美しく、落ちついた趣があってすばらしい。山地の日陰に生える常緑樹で高さは70㎝前後。庭木、盆栽としても人気だ。花言葉は「富貴」「価値」

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ケイトウ(鶏頭)

夏の終わりごろから燃えるように鮮やかな花で庭や花壇をにぎわす。花の色も形も多彩で遠目からでもすぐ分かる。熱帯地方の原産。奈良時代に渡来し、品種改良が進んだという。赤いビロードのような花が雄鶏のトサカにそっくりとしてついた名前。花言葉は「色あせぬ恋」「おしゃれ」

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キンシバイ(金糸梅)

うっとうしい梅雨を払拭するかのように、鮮やかな黄色い花が咲き続けている。名前は、花びらの上に糸のような雄しべが広がるのを金糸と形容、花の形が梅に似るとしてついたという。中国原産で江戸時代中期に渡来、庭園などに植えられた。高さは1mほどで枝は垂れやすい。

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クサボケ(草木瓜)

ボケの仲間だが、木も花もボケより小さい。日当たりのよい山野に生え、高さは50㎝前後。地面を低くはうように枝を伸ばし、朱色の素朴な花が群がって咲く。花後に地梨と呼ばれる実がつき、鉢植えなどに人気だ。名前は草に埋もれて咲くことから。樝(しどみ)とも呼ぶ。花言葉は「一目ぼれ」

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キョウチクトウ(夾竹桃)

暑い夏を迎えると、公園や緑地などで紅や白色の花がにぎやかに咲く。サルスベリと並ぶ代表的な夏の花だ。竹のような葉と桃のような花からついた名だそうだ。インド原産で江戸末期に渡来して広まった木だが、花、葉、枝などに強い毒性があり、花言葉も「油断大敵」「危険な愛」

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キキョウソウ(桔梗草)

ひょろっと立つ茎に段々に葉がつき、そのつけ根にキキョウに似た花が咲く。梅雨のころ、日当りのよい道ばたや空き地などで見られる。花は2㎝足らずと小さいが、鮮やかな紫色で、下から咲き上るのでよく目につく。北米原産で高さは20~80㌢。ダンダンギキョウの呼び名もある。

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キンラン(金蘭)

雑木林の新緑がまぶしくなるころ、金色に輝くキンランの花が目をひく。しわの多い葉の中から50㎝ほどの茎を立て、1㎝ほどの花を数個つける。上向きで完全に開くのは少ない。群生せず点々と生えるが、木の葉の緑を背によく目立つ。各地の山で見られたが、近年は激減した。

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カーネーション

母の日にこの花を母に贈る習慣は、米国の女性が亡き母をしのんで、教会でこの花を配ったのが始まりだそうだ。古くからヨーロッパで栽培され、日本には徳川時代に輸入されたとか。おしゃれな花と花色の多さから人気が高まり、年中出回るほどに。花言葉は「あなたを熱愛する」「感動」

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カニサボテン(蟹仙人掌)

クリスマスごろ花が咲くシャコサボテンの後を追うように次々と花をつける。よく似た仲間だが、茎の節々が丸みを帯びているのと、花びらが放射状に開くのが特徴だ。ブラジル原産で、砂漠ではなく樹木に着生しているそうだ。カニバサボタンとも呼ぶ。花言葉は「恋の年頃」

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ギョリユウバイ(御柳梅)

細かい葉にしなやかな枝が御柳を、小さな花が梅を思わせる、としてこの名がついたという。ニュージーランド、オーストラリアに自生する常緑樹で、初期の移住者が葉をお茶代わりに飲んだとか。日本では主に鉢植えとして楽しむ。花の色もいろいろ。花言葉は「蜜月」「精神美」

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カセンソウ(歌仙草)

一年中で最も暑い季節になると、山地の草原などで濃い黄色の花が目をひく。高さは50㎝ほど、茎も葉も堅くカサカサとした感じが特徴だ。枝の先端に4㎝ほどの花を上向きに開く。いわれがありそうな名前だが、意味も由来も不明だそうだ。「火箭草」では、との説もあるという。

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冬のコウヤボウキ(高野箒)

針金細工のようなコウヤボウキが寒風に揺れながら遊んでいる。おしゃれなドライフラワーだ。昔、高野山でこの枝を束ねて箒をつくったことからついた名前とか。山地に広く生える小低木で、秋にはリボンでつくったような趣のある白い花を咲かせる。花言葉は「働き者」

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コエロギネ・ユニフローラ

玉セッコクだといって40年前にもらった小さなランが冬、品のいい花を次々とつけて楽しませてくれる。正式な名が知りたくて約1カ月間奔走、やっと知人の女性に教わったときは安堵(あんど)した。インド・中国などの山地の樹木に自生するとか。バルブの姿からも“玉セッコク”がぴったりだ。

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コマユミ(小檀)

残り少なくなった葉の下でぶら下がる赤い実は耳飾りにしても似合いそうだ。紅葉が美しいことから名がついたニシキギ(錦木)の仲間で、里山でよく見る落葉樹。枝にコルク状の翼があるのがニシキギ、ないのがコマユミと呼ばれる。初夏に咲く淡い緑色の花は目立たない。

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キンモクセイ(金木犀)

庭や公園に植えられ、秋になると一帯は心地よい香りに包まれる。この香りで秋の深まりに気づく人も多いだろう。徳川時代に中国から渡来したとか。薄褐色の幹のもようがサイ(犀)の皮に似ていることから木犀になったそうだ。銀木犀の花は少し遅い。花言葉は「謙遜」「初恋」

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クルマバナ(車花)

花が茎の周りに輪のようにつくのでこの名がついたそうだ。日当たりのよい道ばたや野山の草地に生えるシソ科の多年草。ひよこが口を開けたようなピンクの小花が、ひな壇みたいに並んでいるのがかわいい。高さは50㎝ほど。数本がかたまって生えることが多く、葉の脈が深い。

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カラタチ(枳殻)の実

からたちと聞いてすぐに思い出すのは北原白秋の詩だ。白い花、鋭いとげ、丸い実。春の花は小さくて清楚だが、晩秋にはピンポン玉ほどの果実が黄金色に熟れる。趣があり香りもいい。ミカン類の接ぎ木の台木、生け垣に使われるが、近年は少なくなった。花言葉は「思い出」「心にしみる」(20160110りびえーる掲載)

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クサギ(臭木)の実

星の形に開いた赤いがく、その上に座る瑠璃(るり)色の丸い実。花が咲いたようだ。川岸や山の谷などに生え、初秋に枝先に白い花が群がって開く。葉をちぎってかぐと独特のにおいがすることからついた名だそうだが、花は甘い香りがする。昔はこの実を染料にしたとか。常山木(くさぎ)とも書く。(20151011りびえーる掲載)  

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コブシ(辛夷)

里山に点々と白い花が咲き始めると、ついあの名曲「北国の春」の歌詞が浮かぶ。清楚な花は昔から種まきなどの農作業の目安にされ、つぼみの先が北を向くため方角を知るのにも役立ったという。つぼみが幼児の拳に似るとして名がついた。田打ち桜の別名も。花言葉は「友情」「歓迎」(20150308りびえーる掲載)

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ケンポナシ

冬が近づくと、ケンポナシの異様に膨(ふく)らんだ〝枝〟が紫褐色に色づいて落ちてくる。この枝は花をつけた茎が肥大したもの。口にすると洋梨に似た甘味があり、かつて子どもたちが食べた。夏に淡緑色の小花が咲き、丸い果実をつけるが、これは食べられない。別名「玄圃(げんぽ)梨」  

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コアジサイ(小紫陽花)

うっすらと粉雪が積もったように咲く花はアジサイの中で最も清楚な花といっていい。白や淡い青紫の小さな花がこんもりと集まり、外側の装飾花はない。葉に毛があり、光沢がないのも特徴だ。山地の木陰に生え、高さは1mほど。別名シバ(柴)アジサイ。花言葉は「乙女の愛」「ひたむきな愛情」

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クロモジ(黒文字)

春の山に入ると、ロウ細工のような淡黄色の花が目につく。数枚の若葉と、下向きに咲く小花がセットになって枝に並ぶ姿が珍しい。枝を折ると芳香があり、昔から楊枝(ようじ)や箸(はし)づくりに使われる。枝につく黒いまだら模様を文字に見たてたのが名の由来という。山地に自生し、高さは2㍍ほど。

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キイチゴ(木苺)

山野でよく見かける落葉低木。深緑の葉の陰から下向きに咲く白い花は清々しさがいい。だが茎や葉には鋭いとげがあり、黄色く熟れた実を食べようとして何度も痛い目に。葉の形から「もみじ苺」、花の向きから「下がり苺」、実の形から「粟(あわ)苺」などの呼び名がある。実でジャムや苺酒も作られる。  

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キチジョウソウ(吉祥草)

その昔、この草はめったに咲かないとされ、庭に植えた場合、家に吉事があると花が咲く、という言い伝えから名前がついたとか。山の日陰に自生。細長い葉に埋もれるように10cmほどの花茎を出し、薄紫色で肉質の花をつける。庭園の下草に使われ、茎は地をはって広がる。花言葉は「祝福」

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ギボウシ(擬宝珠)

つぼみの形はボウリングのピンにそっくりだ。だが昔の人はこれを橋の欄干(らんかん)の擬宝珠にたとえたのだそうだ。横向きに咲く薄紫色の花は、しとやかで雨が似合う。湿地などに生え、若葉は食用にも。葉模様の変化も多く、庭草として人気がある。花言葉は「静かな人」「変わらない思い」

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コバノタツナミソウ(小葉の立浪草)

だれがつけたのか。一方を向いて連なる花の姿を波頭に見たてて名づけた感性はすごい。花は青紫か白色で秋にも返り咲く。海辺に多く、高さ10cmほどの超ミニ。ハート形の葉や茎には毛が生え「ビロードタツナミ」の別名も。仲間には山地に多い草丈30cmほどの種もある。

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キバナアキギリ(黄花秋桐)

秋が深まるにつれ、淡い黄色の花をつけたキバナアキギリが目につく。道ばたの木陰などに広く自生。長い柄のある葉を広げ、15cmほどの花茎にくちびるのような花を段状に咲かせる。穏やかな雰囲気の花だが、サルビアの仲間だそうだ。葉のギザギザを琴柱(ことじ)に見たててコトジソウ(琴柱草)とも呼ぶ。草丈は約40cm。

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カワミドリ(川緑)

夏から秋にかけ、山地の草原で香りの強い淡い紫色の花を咲かせる。高さは50cm余り。多くの枝を出し、その先に小花が集まった10cmほどの円柱状の花穂が立ち上がる。茎が四角形なのと花の香りが特徴だ。葉や茎を乾燥させたものを頭痛、かぜ薬などに使い、中国では薬用に栽培しているという。河碧とも書く。

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カノコユリ(鹿の子百合)

このユリをシーボルトが持ち帰り、ヨーロッパで初めて日本のユリの美しさを広めたといわれる。これを元に改良してカサブランカなどがつくられたとか。花びらに鹿の子模様があるところからの名前。九州などの山地に自生し、高さは1mほど。別名は土用ユリ、七夕ユリ。花言葉は「荘厳」「上品」

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クサフジ(草藤)

からみ合う細長いつる、上向きに立ち上がる青紫色の花穂。クサフジとはうまい名前をつけたものだ。散歩中に草地で見つけたりすると、思わず足を止めてしまうほど花の色がすばらしい。フジの花に似て小花が連なった花だが、違うのは空を向いて咲くことだ。高さは1mほどで、葉の先に巻きひげが多い。牧草として使われる。

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コンロンソウ(崑崙草)

ロマンチックな響きの名前だ。だが、どうしてこの名がついたかは分からない。崑崙(こんろん)とは古代中国で仙人が住むとされた西の彼方(かなた)の想像上の山とか。いつも水が流れている谷などに群生し、枝先に真っ白い4弁の小花をたくさんつける。高さは50cmほどで、細長くとがった葉もきれいだ。谷間で咲きそろった姿は清楚ですばらしい。

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カレフヨウ(枯芙蓉)

初秋にピンク色のゆったりした花をつけ、美人のたとえに使われるフヨウ。冬は一転してさびさびとした風情の丸い実で楽しませてくれる。上向きで5つに割れ、中から白い毛に包まれた小さな種子がのぞく。生花ではこれを花材によく使うという。花言葉は「繊細な美しさ」「富貴」

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キンカン(金柑)

小ぶりな枝に金色に輝く小さな果実。香気が高く、おせち料理などには欠かせないが、皮を生(なま)で食べても甘くてうまい。中国原産で日本に入ったのは江戸時代。中国の商船が遠州灘で遭難、漂着した際に救助したお礼にもらった実から育てたのが広まったという。花言葉は「思い出」「感謝

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カキラン(柿蘭)

花の色が柿の果実にそっくりだとして名前がついたという。渋いオレンジ色の小さな花だが、木陰などで出会うと何となくほのぼのとした気分にしてくれる。日当たりのよい野山の湿地に生え、高さは50cmほど。夏、10個ばかりの花が横向きに咲く。つぼみの形を鈴に見たてて「スズラン」の別名もあるそうだ。

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クリスマスローズ

明治の初めごろ冬の花として渡来。丈夫で花期が長いこともあって広く普及した。地中海沿岸などに自生。雪の中でうつむきかげんに咲く清楚(そ)な花をヨーロッパでは「クリスマスのバラ」と呼んで大切にしているという。原種の白い花はクリスマスごろから咲き出すが、品種改良で花の色、春咲き種ともふえた。花言葉は「大切な人」「追憶」

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カンアオイ(寒葵)

寒い冬に花をつける数少ない野草のカンアオイ。シクラメンに似た葉の下で、黒紫色の小さな花が隠れるようにして咲いている。雑木林などに自生し、落葉に埋もれていることが多い。繁殖が極めて遅く、葉の模様や花の形も千差万別だ。名前は寒さが厳しくても青々としているから。花言葉は「秘めた恋」

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コウバイ(紅梅)

風は真冬かと思うほど冷たいのに、枝いっぱいに花をちりばめて春を告げている。開花が早い白梅の凛(りん)とした美しさもいいが、紅梅は女性的で艶っぽく、暖かさが感じられてまたいい。花期は白梅よりやや遅く、シベが長い。古くに中国から渡来、品種も紅白で300種を超えるとか。

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キブネギク(貴船菊)

京都の貴船地方に多く見られていたことからついた名前らしいが、シュウメイギク(秋明菊)の別名も。野山の半日陰に生え、高さは70cmほど。直立した枝の先に菊に似た八重の花が1輪咲く。近年は交配が進み、一重咲きや花の色も増えた。原産は中国。花言葉は「淡い思い」「忍耐」

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キンエノコロ(金狗尾)

黄金色に光る花穂をまっすぐに立て、楽しそうに背くらべをしている。子どもたちが遊ぶ穂のたれたエノコログサに比べれば、そんなに親しみはないが、逆光で見るとキラキラと輝いてきれいだ。日当たりのよい道ばたなどに群生し、高さは50cm前後。エノコロは子犬の尾に見たてての名前。

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クロガネモチ(黒鉄黐)

地味な木でふだんはあまり注目されないクロガネモチ。冬になると赤い実をたわわにつけ、華やかな姿に一変する。鳥の好みに合わないのか、実が春先まで長く残っているのも特徴だ。名前は若い枝の濃い紫色が黒っぽく見えることからついたらしい。樹形がよく、庭や公園、街路樹などに植えられる。花言葉は「魅力」「寛容」。

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ガマズミ(莢ずみ)

初夏にきれいな白い花で楽しませてくれたカマズミが、秋にはかわいい実で和ませてくれる。真っ赤に熟れた実を食べ、甘酸っぱかった思い出がなつかしい。昔、この実で衣類を染めたとか。枝は折れにくく、杖や輪かんじきなどに使われたという。花言葉は「結合」「未来」。

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