カテゴリー別アーカイブ: ラ〜ワ

ラベンダー

夏の訪れを告げる青紫色の花と香り。「ハーブの女王」と呼ばれ、古くから鎮静などの作用があるとされた。昭和のころは香料の原料として栽培されたが、いまは観光用が主流。花言葉は「あなたを待っています」「幸福」

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ラショウモンカズラ(羅生門葛)

山林などに生え、15〜30cmの茎に紫色の唇形花が一方を向いて咲く。花を昔話に例えた珍しい名前だ。全体が毛むくじゃらだが、いい香りがする。花が終るころになると根から長いつるを出し、新天地へと広がっていく。花言葉は「幸せを招く」

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ラッパズイセン(喇叭水仙)

水仙の種類は非常に多いが、中でもこれから咲き出すラッパズイセンが最も多いという。花の内側の副花冠がラッパのように突き出るのが特徴。花の色も黄、白、オレンジのほか、ピンク色などの改良種も。形も大ラッパから小ラッパまでさまざまだ。花言葉は「尊敬」「復活」

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リョウブ(令法)

梅雨の終りごろから、雑木林のあちこちで穂のように咲く真っ白な花が目を引く。近くで見ると、5弁の細かい花が多数並んでおり、木は沙羅(さら)の木に似ている。昔から若葉を摘んで炊き込む令法飯や令法茶にされ、凶作の時の食用として使われたそうだ。古名は「はたつもり」(20150726りびえーる掲載)  

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ルリヤナギ(瑠璃柳)

暑い夏を彩る花木といえばサルスベリ、キョウチクトウなどが知られるが、ルリヤナギも忘れないでほしい。ブラジルなどが原産地で江戸時代に渡来した常緑樹。ヤナギのような細長い葉のわきから、ナスの花に似たかわいい薄紫色の花がこぼれんばかりに咲く。花の色と葉の形からつけられた名前とか。

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レンゲショウマ(蓮華升麻)

釣りざおのような柄の先で下向きに咲く花はまるでシャンデリア。ろう細工を思わせる薄紫色の花は、気品があって人気ものだ。直径4㎝ほどの花の形がハスに、葉がサラシナショウマに似ているとして名前がついたとか。日本特産で湿気のある林などに自生し、高さは約70cm。花言葉は「伝統美」

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ワルナスビ(悪茄子)

花も葉も畑で栽培するナスにそっくりできれいだ。違うのは茎や葉の裏に鋭いトゲがあり、触ると思わず声が出るほど痛いことだ。そのイメージの悪さから名がついたのか。道ばたや空き地などに生え、秋ごろまで淡い紫色の花が咲く。北米原産の多年草で、昭和の初めごろに渡来したそうだ。

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ワビスケ(侘助)

厳しい寒さに耐えてワビスケの花がひっそりと咲いている。野生の椿に比べて花も葉も小ぶり、花弁も全開しないなどすべてが控え目だ。古くから茶人に好まれた唐椿の園芸種。京都のお寺には樹齢300年を超える古木があるそうだ。面白い名前だが、その由来はいろんな説があって不明。

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レンギョウ(連翹)

蝶(ちょう)のような花を枝いっぱいにつけたレンギョウを見ると〝あゝ、春がきた~〟と思う。春に多い黄色の花の中でも特に鮮やかで、遠くからでも目につく。筒状の花は先が4つに割れている。花のあとに葉が出そろい、長く伸びた枝が地面につくと、そこから根を出す。庭や公園によく植えられる。花言葉は「希望」「集中力」。

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リュウノタマ(龍の玉)

子どものころ、竹鉄砲で遊んだ人は多いだろう。リュウノヒゲ、ジャノヒゲの名前で知られる草の実。細長い葉に隠れるようにして光っている青い実がきれいだ。山などに生えているが、庭草や花壇の縁どりなどにもよく植えられる。夏に咲かせる淡い紫色の小花は、地味であまり目につかない。花言葉は「変らぬ想い」「深い思いやり」。

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ワラビ(蕨)

ワラビは春を代表する山菜としていまでも人気ものだ。小さいときは首を垂れ、握りこぶしのように巻いた葉は褐色の毛をかぶっている。木灰などであくを抜 き、煮物や山菜ご飯などに。春ならではの風味が楽しめる。この季節になると、祖母に連れられてワラビ採りに歩いた情景が浮んでなつかしい。

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レンゲソウ(蓮華草)

ピンク色に染まった田んぼ。その中を近道して学校に通ったこと、近くで牛がのどかに耕していたこと・・・。レンゲソウを見ると、幼いころのことがきのうの ことのように思い出される。肥料用に栽培されていたが、化学肥料に押されて今は珍しくなった。花がハスの花に似ているとしてこの名に。ゲンゲ(紫雲英)と もいう。花言葉は「幸福」。

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リュウノウギク(竜脳菊)

映画が好きだった少年時代。感動して見た作品の一つに、木下恵介監督の名作、『野菊の如き君なりき』がある。ぼかしが入った初恋の回想シーン。そこにふん だんに登場したのがこの花だったと思う。白っぽい小さな葉、白からわずかにピンク色を帯びていく花。上品で、物静かな雰囲気は淡い恋物語にはぴったりだ。

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ロウバイ(臘梅)

小雪の舞う中で、庭の片隅のロウバイが穏やかに咲き続けている。直径2cmほどの花は、表面がつやのある半透明の黄色だが、内側は暗紫色。ほとんどが下を向 いて咲き、香りもいい。名前の由来は(1)ロウ細工のような花だから(2)臘月(旧暦12月)に咲くからーの二説がある。中国が原産地とか。花の最も少な い時期に長らく楽しませてくれる。

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ワレモコウ(吾亦紅)

まだ残暑がきびしいというのに、ワレモコウが草の中から背伸びしながら秋の訪れを告げている。細長い枝先に、小指の先ほどの暗紅色の花穂をつけ、風に揺れ ている。子どものころによく食べた桑の実にそっくりだ。秋を代表する野の花で、日当たりのよい高原などに自生する。寂しげで、落ち着いた風情があってい い。

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リンドウ(竜胆)

10~50cmほどの草丈に青紫色の筒状の花を数個つける。花の色がなんとも美しい。その花の色を「こむらさき」と呼ぶと知ったのは島倉千代子の『りんど う峠』からだった。10月になるとわが家の庭でも100本を超えるリンドウが次々と咲いて楽しませてくれる。花は日が当たると開き、夕方や曇ってくると閉 じてしまうのが特徴だ。

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