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カテゴリー別アーカイブ: ハ〜ホ
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
もう師走。草ものが減り、寂しくなった山道で真っ赤な実をつけたヒヨドリジョウゴを見つけた。ヒヨドリがこの実を好んで食べるのでこの名がついたらしい。 そういえば、ナンテンほどの実はかわいらしく、柔らかでいかにもうまそうだ。この日まで見逃してくれたヒヨドリにお礼をいいたい。ナス科の多年草。夏から 秋にかけて白い小さな花をつける。
ホトトギス(杜鵑草)
秋祭りののぼりが目につくころになると、ホトトギスの花が盛りになる。つぼみも花も形がユニークだ。笹に似た葉の根元に、ロケットのようなつぼみをつけ、開くと二階建ての花に。 花弁にある紫の斑点が野鳥のホトトギスの胸のもように似ていることから名付けられた。黄色や白い花も。花言葉は「永遠にあなたのもの」
ヒオウギ(檜扇)
剣のような葉が並んでいるところが、平安時代の公家が使ったヒノキの扇に似ている、としてこの名前がついたらしい。真夏になると1mほどの茎を立て、枝先 に赤い斑点のある緋色(ひいろ)の花を見せてくれる。花後につける黒光りする種は「ぬばたま」と呼ばれ、黒、夜、闇などの枕詞(まくらことば)として使われ た。草原などに自生する多年草。射干とも書く。
ホトケノザ(仏の座)
よちよち歩きの孫と散歩に出たら、道ばたでホトケノザがいっぱい咲いていた。眺めていたら孫が何本かちぎってくれた。紅紫色の衣装を着けた仏さんたちが、 数枚の葉が重なった台座の上で、思い思いのポーズをとっていかにも楽しそうだ。ちなみに春の七草にいうホトケノザは、あぜ道などで黄色の花をつけるタビラ コ(田平子)。
ハボタン(葉牡丹)
“もういくつねると お正月…”。年の瀬になると、どこに行ってもハボタンが目につく。ボタンの花に似ていることから名付けられたらしい、が花ではない。もとはキャベツの仲間 のケールを鑑賞用に改良したものだそうだ。寒さに強く、正月の花壇や門松のほか生け花にも好まれる。ヨーロッパが原産地。花言葉は「祝福」。
ボクチ(火口)
秋も本番。澄んだ空気がなんとも気持ちいい。山道を歩くと、枝の先にとげのある丸いつぼみをつけたボクチが、重そうに首をかしげていた。やがて、つぼみの 先から淡い黄色の花びらがのぞき、アザミにそっくりの形をした花が咲く。火打石の火を移し取るものを火口(ぼくち)と呼び、この花を火口に使ったことから この名になったとか。生け花にはつぼみの方がおもしろい。
ヒガンバナ(彼岸花)
“赤い花なら 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)・・・”と歌われる真っ赤なヒガンバナ。どうして暦が分かるのだろうか。秋の彼岸が近づくと、土手やあぜなどで 急に芽を出し、まるで火でもつけたかのように一度に咲き出す。細長い花びらが反り返り、上向きのしべが花の外に長く突き出る特有の形だ。花が終わった後に 葉を出すが、春には枯れる。
ホオズキ(鬼灯)
ホオズキを見ると思い出す。オレンジ色をした丸い実の中身を楊子などでかき出し、皮だけになった実を口で鳴らしたり、麦わらの茎で空に向けて吹き、空中で 踊らせた昔のことを。夏休みの楽しい遊びの一つだった。このごろ、ホオズキ市は各地で開かれているが、庭先で育てている家を見かけなくなったのはちょっと 寂しい。
ハンショウヅル(半鐘蔓)
新緑の山道を歩くと、葉の陰でブランコをしている釣鐘たちに出会える。3cmほどの花は赤紫色で肉厚。まるでお菓子の花みたいだ。つぼみは白い球だが、次 第に先端が四つに割れて色づき始める。火事などの時に打ち鳴らした半鐘に似ているとしてこの名に。そういえば、半鐘がつるしてあった火の見やぐらは時代劇 でしか見られなくなった。
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
赤茶色のとんがり帽子をのせたようなヒメオドリコソウ。春の日差しがうれしいのか、ハート形の葉のすき間からピンクの小花が“イナイ イナイ バー”をし ている。地味な草で、つい見逃しやすいが、よく見ると花の形が笠をかぶった踊子にたしかに似ている。おしゃれな名前をつけたものだ。シソ科で、ヨーロッパ からの帰化植物らしい。
ホーリー
“ジングルベル ジングルベル…”。この曲が流れるころになると、急にもてはやされるのがこの木だ。西洋では、赤い実のついたホーリーは神聖な木とされ、 クリスマスには枝を玄関に飾ったり、ディナーなどに添えたりするそうだ。「西洋柊」とも呼ぶが、生垣などにするヒイラギ類とは別種。春に香りのよい白い小 花を咲かせる。
ハゼ(櫨)
燃えるような真っ赤な色で山道を彩ってくれたハゼ。ほとんど葉を落とした大木の下で、いま小さな子どものハゼたちがきれいな色を自慢でもしてるように寄り 添っている。幹も葉もなんともかわいらしく、まるで自然がつくった盆栽だ。きっと仲良しの兄弟に違いない。秋の実から蝋を採ったことから「蝋の木」とも呼 ばれる。
フジバカマ(藤袴)
秋の七草の中で、しとやかな雰囲気を一番持っているのがフジバカマだ。枝の先に傘のように咲く藤色の小花、三つに割れた独特の葉、それぞれに味わい深い。 野山の傾斜地などに自生する多年草。花の見ごろが長いのと、手がかからないことから、育てている人も多い。庭にぜひともほしい草花の一つだ。
ヘクソカズラ(屁糞葛)
だれが名付けたのか、いくらなんでもヘクソカズラはかわいそうだ。茎や葉のいやなにおいからついたらしい。つるを手当たり次第にからませ、1cmほどのか わいい花が、葉っぱを日傘にして踊っている。筒形の花は外側は白、内側は赤紫。形が灸のもぐさに似ていることから「灸花」の呼び名もある。小さな花には ぴったりだと思うのだが…。
ヒメヒオウギスイセン(姫檜扇水仙)
剣のような細長い葉の間から、赤みがかったオレンジ色の花をのぞかせている。日陰の草むらで群生しているのが多いのは、暑い日差しを避けるための知恵だろ うか。てっきり日本産と思い込んでいたが、南アフリカ原産で、名前が「モントブレチア」だと分かったときは意外だった。丈夫で繁殖力も旺盛。切り花として も好まれ、庭で育てる家も珍しくない。
ホタルブクロ(蛍袋)
“ほー ほー ほーたるこい…”と歌うにはちょっと早いけど、ホタルブクロが一足早く咲き出している。この花は不思議と童心に帰してくれる。花筒の中にホ タルを入れて遊んだ幼い思い出のせいだろうか。名前の由来もその遊びから。ぶら下がるように咲く花の形から釣鐘草、提灯花などの別名もある。紅紫色の花も 人気だ。
フクジュソウ(福寿草)
名前がいい。いかにも福を招いてくれそうな気がする。旧正月のころ、雪解けとともに咲くことから「元日草」とも呼ばれ、古くから正月の床飾りとして好まれ た。直径4cmほどの黄花には光沢があり、ホッとする温かさがある。寒い地方の山地に多く自生し、栽培され出したのは江戸時代の初めからとか。正月用に出回 る鉢植えは促成栽培もの。
フユイチゴ(冬苺)
大きな葉に隠れるようにして、フユイチゴの真っ赤な実が雨やどりをしている。葉っぱの色と、実の鮮やかさがこれほどマッチしているものも少ない。特に、雪 の中で見ると最高にかわいらしく、思わず足を止めてしまう。子どものころはよく食べたものだが、いま口にすると何と酸っぱいことか。湿気のある山地に自 生、寒苺とも呼ばれる。
フユワラビ(冬蕨)
孫と山歩きを楽しんでいたら、ふかふかの落ち葉の中で数珠のフユワラビに出会った。生き生きした深緑の葉、そのわきから10~20cmほどに伸びた胞子葉 が金色に色づき、孫の手のひらほどに開いていた。シダ類の一種で、秋から冬にかけて生育する。ワラビとはまるで別ものだ。寒蕨、花蕨などとも呼ぶ。
ヒルガオ(昼顔)
ヒルガオが咲き出すともう夏だ。この花は、なぜかゆかた姿の女性を連想させる。清楚で、か弱いイメージだが、それでいて周りをぱっと明るくしてくれる。ど こにでも生え、草や木にしっかりと巻きつく。次々と淡いピンクの花をつけ、長い間楽しませてくれるのがうれしい。ヒルガオ科の植物は何と世界に1200種 もあるらしい。
ハハコグサ(母子草)
田植えの準備が始まるころになると、ハハコグサがやさしい黄色の花を見せてくれる。春の七草に数えられているゴギョウ(御形)がこの草。キク科の越年草。 根元で数本に分かれた茎が寄り添っている姿は、文字どおり母と子が手を取り合い、つつましく生きているように見えるから不思議だ。古くには若葉を摘んで草 餅にする習わしがあったらしい。
フキノトウ(蕗の薹)
雪がまだ消えていないというのに、もうフキノトウが日なたぼっこを楽しんでいる。何か春を見つけたようでうれしい。初めは黄緑色の卵のようだが、だんだん 葉を開き、白っぽい花をつける。20~30・に伸びても、まだのんびりと咲いているのが、のんきでほほえましい。てんぷら、フキみそなどにすると、ほろに がい風味があってうまい。