クワ(桑)

くちびるを紫色に染めながら食べた子どものころがなつかしい。桑苺とも呼ばれる黒紫色に熟した実はやわらかく、甘かった。かつては蚕の飼料として広く栽培され、紙の原料にするため子どもによる幹の皮はぎも盛んだった。近年、養蚕がなくなり、桑畑が姿を消したのは寂しい。春に淡い黄色の小花を咲かせ、実をつける。

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