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カテゴリー別アーカイブ: サ〜ソ
ススキ(薄)
〝夕焼小焼で 日が暮れて 山のお寺の 鐘がなる…〟。小学校のすぐ横の寺から、毎日夕方5時になると「ゴーン」。それはみちくさを切り上げる〝合図〟のようだった。ススキの季節になるとこの歌をなつかしく思い出す。秋の七草の一つ。葉が鋭く、何度手を切ったことか。家畜の飼料、屋根葺きに使われた。茅(かや)、尾花(おばな)とも呼ぶ。
サンシュユ(山茱萸)
「春黄金色」とも呼ぶそうだ。この花が好きで、よく”庭のサンシュの木 鳴る鈴かけて・・・”と口ずさみながら眺めていた。ところが、最近「ひえつき節」 でいうサンシュは、料理に使うサンショウ(山椒)のこと、と知っておどろいた。枝いっぱいに黄色い花をつけた姿は風雅で、秋に赤くなる実もきれいだ。庭木 に好まれるのもうなずける。
センブリ(千振)
数年前の秋晴れの日、山でセンブリの群生地を見つけた時は感動的だった。10cm余りの草丈、上を向いて群がるように咲く白っぽい花。品があって、まさに 行く秋を飾るにふさわしい花だ。以来、毎年この花に会うために通い続けている。胃に効く薬草として有名。苦みが強く、熱湯で千回振り出してもまだ苦いこと からこの名に。
ショウジョウバカマ(猩々袴)
いかめしい名前に似合わず趣のある花だ。咲き方もユニーク。地面にきれいに広がる葉の中心から、いきなり花をのぞかせ、花を持ち上げるように15cmほど 茎を伸ばす。紅色の花を大酒のみの猩々の赤ら顔に、葉の形を袴に見立てて命名されたとか。花の色は白、褐色、ピンクから濃い紫までいろいろ。やや湿った山 地を好むらしい。
ジンチョウゲ(沈丁花)
夏のクチナシ、秋のキンモクセイ、冬のソシンロウバイと並んで、古くから「香りの木」として親しまれている。香料の沈香(じんこう)と丁字(ちょうじ)を 合わせたくらい良い匂いがする、として名付けられたという。丸く刈り込んだように育つのが特徴だ。中国原産で日本には室町時代に渡来。全体に白い花のもの や、葉に斑(ふ)が入ったものもある。
サザンカ(山茶花)
木枯らしに吹かれて垣根のサザンカの花が寒そうに揺れている。花の少ない冬に咲くさびた風情が好まれ、古くから庭樹、街路樹などのほか、茶花としても愛用 されてきた。自生種は白色の一重咲きだが、いまでは約300種にも。ツバキとの見分け方は、花びらがばらばらに散ったらサザンカだそうだ。
ササユリ(笹百合)
ちまき用の笹を採りに行くと、 毎年同じところに大輪のユリが咲いていた。背筋をぴんと伸ばし。優雅に咲いている姿は、花言葉の「清浄」「上品」そのものだ。日本を代表する花で西日本に はこの花をシンボルマークにしている自治体も多い。葉が笹に似ていることからこの名がついたが、「さゆり」の呼び名も。香りもまたすばらしい。
シロツメクサ(白詰草)
“しろつめくさの花がさいたら さあいこうラスカル”。息子たちが小学校に上がるころ、よく見ていたテレビアニメの主題歌だ。この花を見ると時々あのころを思い出す。「四つ葉のクローバー」で知られ、ヨーロッ パが原産。花で首飾りを編んだり、四つ葉を探した幸せな思い出が多い。昔、乾燥させて詰めものとして使ったことからこの名に。
シャガ(射干)
実家の裏山にシャガの群生地があった。新学期が始まるころ、薄暗い杉林の中に白い花が浮き上り、やがて一面にすばらしい“花畑”ができた。チョウが群がっ たように見える花は「胡蝶蘭」の別名がぴったり。厚くて光沢のある葉にしっかりとガードされている。昔、中国から入ってきたと伝えられ、人里近くに生えて いることが多い。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
黄色い花畑が次から次へと誕生する。セイタカアワダチソウの花の季節だ。近くで見ても、遠くからでも色鮮やかできれいなのに、なぜか評判はいま一つだ。場 所を選ばずにはびこるせいだろうか。そういえば、子どものころにには今ほど見なかった。近年、荒れた田畑が増え、繁殖しやすくなったのかも。北米の原産 で、明治の末に渡来したらしい。
スズメノテッポウ(雀の鉄砲)
小さな麦に似た茎、その先に金粉をまぶしたようなかわいい花穂。田んぼやあぜ道でスズメノテッポウが風に揺れている。幼い時、穂を抜いた鞘を口で鳴らした 人も多かろう。おとぎ話にでも出てきそうな名前がいい。花穂の形を見立てて「雀の枕」「雀の槍」などの呼び方もあった。この穂が出そろうころには、田植え の季節がやってくる。
シュンラン(春蘭)
山道を散歩していたら、落葉の間からシュンランが小さな花をのぞかせていた。淡い黄緑色で、鳥が羽根を広げたようにも見える。そばでススキに似た細長い葉 が、かわいい花を守るかのように何本もかぶさっている。品の良さから愛好家も多く、花は塩漬けにして祝い事の席などに使われる。野山に広く自生する常緑の 多年草。花言葉は気品、清純。
センリョウ(千両)
冬の間、庭を彩ってくれるもの、といえばまず千両、万両だ。実が葉の下に垂れ、大粒で重い感じの万両に比べ、千両は葉の上に現れ、軽くて明るく、艶っぽ い。黄色や白い実もあるが、冬の花材として愛されるのは、部屋をパッと明るくしてくれるからだろう。別名を「草珊瑚」ともいう。この方がロマンチックで好 きだ。
スイセン(水仙)
こたつを出すころになると、スイセンの花が咲き始める。八重咲きから一重まで種類は多い。だが、何といっても一重の花がいい。清楚でしかもシンの強さを感 じさせて好きだ。生け花では年の暮れまでは花を葉の丈より低く、正月からは高く生けるらしい。寒風や雪にもめげず伸び続けるこの花ならでは、と納得。
サルトリイバラ(猿捕茨)
出雲地方では「かたら」と言った方が分かりやすい。木枯らしの吹くころになると、鈴なりについた1cmほどのの実が真っ赤に色付いてくる。これを見つける と、幼いころ食べた、丸い葉で包んで蒸した「かたら餅」の味が思い出されてなつかしい。茎にあるとげに猿もひっかかる、としてこの名がついたとか。春には 黄白色の小花を多数咲かせる。