シラヤマギク(白山菊)

日が当たる山道に入ると、シラヤマギクの白い花が目につく。茎は約1mとのっぽで背筋が伸び、数本かたまることが多い。地味な花だが、面白いのは花びらが不ぞろいで、歯が抜けたような感じに咲くことだ。葉は下の方ほど大きく、若葉は食用になるという。花言葉は「丈夫」

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ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽空木)

名前は知らなくても、近年生け垣などでよく見かける。常緑で初夏から秋まで、枝先に白い小さなラッパのような花をたくさんつける。「つくばね」に似たがくは、花後も赤く色づいて長く株を彩る。中国原産で、アベリア、ハナツクバネとも呼ぶ。花言葉は「謙譲」「親しみ」

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タマスダレ(玉簾)

群がる細長い葉の中で、上向きに咲く白い花がまぶしい。葉が連なる姿をすだれに、花を玉に見立てての名前らしいが、涼しげでぴったりだ。南米ペルー原産で明治の初めに渡来。近年は花壇の縁どり、家の庭先などでよく見かける。別名ゼフィランサス。花言葉は「純白な愛」「忠実」

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キョウチクトウ(夾竹桃)

暑い夏を迎えると、公園や緑地などで紅や白色の花がにぎやかに咲く。サルスベリと並ぶ代表的な夏の花だ。竹のような葉と桃のような花からついた名だそうだ。インド原産で江戸末期に渡来して広まった木だが、花、葉、枝などに強い毒性があり、花言葉も「油断大敵」「危険な愛」

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ウメガサソウ(梅笠草)

背丈はわずか10㎝ほど。梅雨のころ茎の先に白い花1個が下向きに咲く。小さくてつい見逃しがちだが、花も姿もかわいいし趣がある。乾き気味の雑木林などに生える多年草。名前は、梅に似た形の花が笠みたいに開くことからついた、という。花言葉は「厳しい美しさ」

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キキョウソウ(桔梗草)

ひょろっと立つ茎に段々に葉がつき、そのつけ根にキキョウに似た花が咲く。梅雨のころ、日当りのよい道ばたや空き地などで見られる。花は2㎝足らずと小さいが、鮮やかな紫色で、下から咲き上るのでよく目につく。北米原産で高さは20~80㌢。ダンダンギキョウの呼び名もある。

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キンラン(金蘭)

雑木林の新緑がまぶしくなるころ、金色に輝くキンランの花が目をひく。しわの多い葉の中から50㎝ほどの茎を立て、1㎝ほどの花を数個つける。上向きで完全に開くのは少ない。群生せず点々と生えるが、木の葉の緑を背によく目立つ。各地の山で見られたが、近年は激減した。

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カーネーション

母の日にこの花を母に贈る習慣は、米国の女性が亡き母をしのんで、教会でこの花を配ったのが始まりだそうだ。古くからヨーロッパで栽培され、日本には徳川時代に輸入されたとか。おしゃれな花と花色の多さから人気が高まり、年中出回るほどに。花言葉は「あなたを熱愛する」「感動」

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スズラン(鈴蘭)

春の終わりが近づくと、スズランの花の便りが届く。2枚の葉の脇から花茎を立て、鈴のような白い花を行儀よくぶら下げる。いかにも涼しげでかわいいが、残念なのは花も葉も根も有毒だということだ。強心剤などのほか香水の原料にも。別名「君影草」。花言葉は「幸福が戻ってくる」「約束」

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マツバウンラン(松葉海蘭)

糸のように細い茎に淡い紫色の小さな花。春から夏にかけ、道ばたや荒地、芝生などで風にそよぐ姿はしおらしい。唇のような形の花が海蘭(ウンラン)に似ていて、葉が松葉のように小さいのが名の由来とか。北米原産の帰化植物で、高さは50㎝ほど。花言葉は「喜び」「輝き」

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アンズ(杏)

梅の花の後は淡い桃色のアンズの花の出番だ。5弁の花は梅よりやや大きく、がくが濃い紅色のため、全体がほんのりと暖かそうに見えるのがいい。夏につける黄色の実は甘酸っぱい。ジャムにしたり、種子は漢方薬などに利用する。中国から渡来。花言葉は「誘惑」「乙女のはにかみ」

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ムスカリ

公園などの花壇で群れて咲くムスカリはまるで青いじゅうたんだ。つぼの形をした青紫色の小花が、ブドウの房を逆さにしたような姿で並んで立っている。地中海沿岸などの原産で約60種類もあるらしい。花の形から別名グレープヒヤシンス。花言葉は「夢にかける思い」「寛大なる愛」

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カニサボテン(蟹仙人掌)

クリスマスごろ花が咲くシャコサボテンの後を追うように次々と花をつける。よく似た仲間だが、茎の節々が丸みを帯びているのと、花びらが放射状に開くのが特徴だ。ブラジル原産で、砂漠ではなく樹木に着生しているそうだ。カニバサボタンとも呼ぶ。花言葉は「恋の年頃」

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スギ(杉)

近年、これほど嫌われる花も少なかろう。花粉症の元凶としてだが、かわいそうだと思うのは、子どものころ竹の”杉鉄砲”で遊んだ楽しい思い出があるからだ。早春、枝に群がる薄黄色の雄花が大量の花粉を風で飛ばし、緑の丸い雌花が秋に松笠に似た実をつける。花言葉は「雄大」

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ギョリユウバイ(御柳梅)

細かい葉にしなやかな枝が御柳を、小さな花が梅を思わせる、としてこの名がついたという。ニュージーランド、オーストラリアに自生する常緑樹で、初期の移住者が葉をお茶代わりに飲んだとか。日本では主に鉢植えとして楽しむ。花の色もいろいろ。花言葉は「蜜月」「精神美」

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ヌバタマ(射干玉)

黒いことから「夜」「髪」「宵」などにかかる枕ことばのぬばたまは、ヒオウギ(桧扇)の種子のこと。4mmほどの球で美しい漆黒だ。山野の草地に自生、夏に赤い斑点のある上品な紺色の花をつけ、庭植えや切り花として人気がある。花言葉は「誠実」「強い心」。烏羽玉と書くことも。

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冬のアジサイ(紫陽花)

雨の季節を鮮やかに彩ってくれたアジサイが、寒風の中でもうひと花咲かせている。花の色も葉もさっぱりと落して。まさに自然がつくったドライフラワーだ。薄茶色一色になった姿には少々寂しさを覚えるが、捨てがたい趣がある。雪に埋まっても花の形が崩れないでいてほしい。

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ベニハナボロギク(紅花襤褸菊)

大きく曲がった枝、その先に赤茶色のはけをつけたような筒形の花がぶら下がる。名前もだが、花の咲き方もまたユニークだ。道ばたや空き地に生える1年草で、高さは1mにも。アフリカ原産で日本では昭和22年に初めて発見されたという。綿毛のついた種子が風で飛んで広まった。

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スズカアザミ(鈴鹿薊)

もう冬だというのに、青々とした元気な姿で花をつけているのはスズカアザミだ。鈴鹿周辺に多いのでこの名がついたそうだ。秋から咲くアザミの1種で、山野に生え、高さは1mほど。花は上か斜め上向きに咲き、葉の切れ込みが深い。花びらの下の総苞が粘るのも特徴という。

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ツタ(蔦)

樹木や石垣にからんだり、堀や壁をはい回るツタだが、立冬のころから葉を真紅に染めて見事だ。ツタには年中青々と葉をつけているフユヅタと、蔦紅葉(もみじ)となって落葉するナツヅタがある。まきひげの先にある吸盤で壁などにへばりつくので”伝う”からこの名になったとか。

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オオアレチノギク(大荒地野菊)

道ばたや空き地、街路樹の根本などでよく見かけるありふれた草だ。1mほどの真っすぐな茎の上部から多くの枝を広げ、円錐状に細い花をつける。全体に白い毛が生え、花びらがないのが特徴。南米原産で、15世紀から世界的に広がり、日本には大正時代に渡来したらしい。花言葉は「真実」

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ムカゴ(零余子)

一茶が「ほろほろとむかご落ちけり秋の雨」と詠んだように、熟れてくると風に吹かれてもこぼれ落ち、収穫には手間どる。ヤマノイモの葉のつけ根にできる肉芽で、指先ほどの緑褐色の粒。なじみがうすくなったとはいえ、炒ったり、ゆでたり、むかご飯にすると秋の味覚として捨てがたい。

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オトコエシ(男郎花)

盆花として知られるオミナエシに姿は似ているが、茎が太く、葉も大きくてたくましい感じだ。野山の半日陰に生える多年草で、高さは1mほど。全体に細い毛が密生、秋、枝先に白い小さな5弁花が群がって咲くが、それほど目立たない。花言葉は「野性味」「生命力」

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ヤハズソウ(矢筈草)

葉をつまんでひっぱると矢筈形にちぎれるところからこの名がついたという。秋の風が吹き始めることから、道ばたや野原で紅色の小さな花が目をひく。5㍉ほどの蝶形花が3枚葉に守られるようにして咲く姿がかわいい。草丈は30㎝前後だが、横に伸びることが多い。

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アキカラマツ(秋唐松)

広げた枝いっぱいに線香花火のような花を咲かせるアキカラマツ。花の姿をカラマツの葉に見立てて名前がついたそうだが、松葉に見えるのは花びらではなく雄しべ。山地の草原や木陰に生える多年草で、高さは1mほど。濃い緑の小葉と黄緑色の花は地味だが、涼しそうで風情がある。

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オオケタデ(大毛蓼)

背丈ほどの茎に、弓なりにたれる花穂。色鮮やかな花は人目をひく。アジア原産で、江戸時代に薬草として渡来。栽培されていたのが河原などに野生化したらしい。名前の由来は全体に毛が多いことから。葉をもんでマムシなどの毒消しにしたとか。花言葉は「思いやり」「雄弁」。

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ノリウツギ(糊空木)

額アジサイに似た形の花が密集しピラミッド状に重なる。真っ白な花が緑の葉に映えて涼しげだ。日当たりのよい山地に生える落葉低木。かつて幹の内皮から和紙づくりの糊をとったのでこの名がついたが、北海道などではアイヌ語のサビタの呼び名で知られ、俳句でもよく使われる。

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カセンソウ(歌仙草)

一年中で最も暑い季節になると、山地の草原などで濃い黄色の花が目をひく。高さは50㎝ほど、茎も葉も堅くカサカサとした感じが特徴だ。枝の先端に4㎝ほどの花を上向きに開く。いわれがありそうな名前だが、意味も由来も不明だそうだ。「火箭草」では、との説もあるという。

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ベニバナ(紅花)

古くから口紅や染料などの材料として栽培されたベニバナ。名前から赤い花を想像しそうだが、アザミによく似た花は濃い黄色。時がたつにつれて赤くなり、切り花、ドライフラワーとしても好まれる。若葉はサラダに、種子からは食用油が採れる。花言葉は「化粧」「あなたに染まる」

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アカバナ(赤花)

頼りなさそうな細い茎に紅紫色のかわいらしい小花。この花が咲くと暑い季節の始まりだ。山野の湿地に自生する60cm前後の多年草で、1.5cmほどの4弁花が次々と咲く。名前は花の色からではなく、花のころから茎の下葉が紅葉するのでついたそうだ。種類は10種を超えるらしい。

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イタドリ(虎杖)

漢字ではいかついようだが、杖は茎、虎は茎にあるまだら模様のことだそうだ。春に顔を出す太い茎は昔から山菜として利用され、根は胃薬などに、大きな葉はたばこの代用にされたこともあったとか。こどものころはよく生でかじった。方言の呼び名は数百もあるという。

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ユキヤナギ(雪柳)

しなやかにたれ下がる細い枝に、降りかかる雪のような花。この花が咲くともう春本番だ。柳のような樹形と純白の花からついた名前で、渓谷の岩場などに自生。花が細いところから小米(こごめ)花、岩柳の別名もある。花も美しいが、晩秋の黄葉も見事だ。花言葉は「殊勝」「恥じらい」

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ミモザ

遠目からでもすぐ分かる黄色い花は春を告げる花。毛糸を丸めたような花が房になり、ふわふわとして暖かそうだ。ふつうミモザと呼ばれているのはアカシアの一種で、葉が白っぽいギンヨウ(銀葉)アカシア。オーストラリア原産だが、ミモザの名前はフランスでの呼び名から。(20170226りびえーる掲載)

 

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デンドロビウム

華やかな中にもかれんさのある花は、色も白、ピンクなど多彩で人気のラン。てっきり外国産と思いきや、東南アジアを中心に広く分布、日本のセッコクも仲間だそうだ。名前はギリシャ語のデンドロ(樹木)とビウム(生じる)からついたという。花言葉は「思いやり」「華やかな魅力」

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冬のコウヤボウキ(高野箒)

針金細工のようなコウヤボウキが寒風に揺れながら遊んでいる。おしゃれなドライフラワーだ。昔、高野山でこの枝を束ねて箒をつくったことからついた名前とか。山地に広く生える小低木で、秋にはリボンでつくったような趣のある白い花を咲かせる。花言葉は「働き者」

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コエロギネ・ユニフローラ

玉セッコクだといって40年前にもらった小さなランが冬、品のいい花を次々とつけて楽しませてくれる。正式な名が知りたくて約1カ月間奔走、やっと知人の女性に教わったときは安堵(あんど)した。インド・中国などの山地の樹木に自生するとか。バルブの姿からも“玉セッコク”がぴったりだ。

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ミカン(蜜柑)

冬のくだもの、といえばまずミカン。中でも最も好まれるのがやわらかくて甘い温州ミカンだ。500年前、鹿児島の長島で偶然に生えたという日本産。種子がなくて食べやすいのだが、子種がなくて縁起が悪い、ときらわれ、広く栽培されたのは明治からだそうだ。花言葉は「花嫁の喜び」「清純」

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ヒサカキ(柃)

冬に入るころ、葉の下に黒いつぶらな実を無数につけているのに気づいた。山地でよく見る雑木だが、数少ないサカキ(榊)の代わりに神仏に供えられ、シブキと呼ばれることも。実をつぶすと青黒いインク色になるため、昔は子どもたちがインク遊びをしたという。姫榊と書くことも。

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コマユミ(小檀)

残り少なくなった葉の下でぶら下がる赤い実は耳飾りにしても似合いそうだ。紅葉が美しいことから名がついたニシキギ(錦木)の仲間で、里山でよく見る落葉樹。枝にコルク状の翼があるのがニシキギ、ないのがコマユミと呼ばれる。初夏に咲く淡い緑色の花は目立たない。

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タンキリマメ(痰切豆)

目立たない小さな豆のさやが秋、突然その存在を主張する。雑木林周りの草などにからむ多年草で、夏ごろ黄色い蝶形の小花をつける。2㎝ほどのさやは熟れると鮮やかな赤色に変わり、やがて黒光りする豆が2個顔を出す。珍しい名は、葉や豆を痰切りに使ったとされることから。

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サワフタギ(沢蓋木)

秋の日に光る鮮やかなコバルトブルーの実がすばらしい。山地の沢など湿気のあるところに生え、目いっぱい葉を茂らせる3mほどの落葉樹。初夏に若枝をおおうように白い花を咲かせ、秋にリュウノヒゲほどの丸い実がつく。名は沢をふさぐほど茂るところからついたそうだ。

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ミカエリソウ(見返草)

15㎝ほどの花穂には淡い紅紫色の小花が密生、長いしべが飛び出し、ブラシのような地味な花だ。だが、名前は花がきれいで、通り過ぎたあと振り返って見るというのでついたそうだ。山地の林や沢などに生え、高さは約70㎝。茎の根元は木質化しており、葉の裏に灰色の毛がある。

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キンモクセイ(金木犀)

庭や公園に植えられ、秋になると一帯は心地よい香りに包まれる。この香りで秋の深まりに気づく人も多いだろう。徳川時代に中国から渡来したとか。薄褐色の幹のもようがサイ(犀)の皮に似ていることから木犀になったそうだ。銀木犀の花は少し遅い。花言葉は「謙遜」「初恋」

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ウメバチソウ(梅鉢草)

白い花の形が家紋の梅鉢紋に似ているところから名がついたという。山地や山すその草原に生える多年草。ハート形の厚い葉の間から20㎝ほどの茎を出し、1枚の葉と3㎝ほどの花を1輪つける。数本がかたまって点々と咲く姿はまるで仲よし家族だ。花言葉は「いじらしい」

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イネ(稲)

“実るほど頭の下がる稲穂かな” 田んぼ一面に金色の稲穂が波打つ風景を目にすると自然と心が安らぐ。日本では3千年も前から栽培されたといわれ、最も身近で大切な作物。多くの文化も生んできた。だが近年、かつての美田には草木がはびこり、荒廃が進む姿は何とも悲しい。

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ツルラン(鶴蘭)

花びらの形が「大」の字に見える白い花は、涼しげで素朴な趣がある。九州南部などに自生し、山野草として親しまれる夏咲きエビネの一種。しわの深い葉の間から花茎を出し、30輪ほどの花を次々と咲かす。花の中心にある黄色い突起を丹頂鶴の頭に見立ててこの名がついたという。

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クルマバナ(車花)

花が茎の周りに輪のようにつくのでこの名がついたそうだ。日当たりのよい道ばたや野山の草地に生えるシソ科の多年草。ひよこが口を開けたようなピンクの小花が、ひな壇みたいに並んでいるのがかわいい。高さは50㎝ほど。数本がかたまって生えることが多く、葉の脈が深い。

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ウチョウラン(羽蝶蘭)

山地の湿った岩やがけに生えている小形の野生ラン。高さ10cmあまりの茎の先に咲く紅紫色の小さな花がかわいい。特徴は花が同じ向きに咲くのと、細い葉が眉のように見えることだ。昭和の終りごろからブームが起こり、園芸新種が増えた。花を蝶にたとえての名。別名「胡蝶蘭」「岩欄」(20150712りびえーる掲載)

 

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